気がつくとこの時期で、書くのを忘れていましたがタイミングとしてもやはり先に書いておきます。(;^_^A アセアセ・・・もう今更だけど..
MAXに先行し、Bridgeは先月の9月半ばくらいに新機能満載でリリースされています。
すでに皆さん使われているので、今更書くことではありませんが、復習として新機能を書いておきます。
新規タブでは使いにくかったので、復活して本当に良かったですよね。
いつも通り長くなりますが、新機能のポイントと注意点、未修正のバグなどを分かる範囲で少し詳しく書いておきます。
まず、前回までのアップデートで変更(バグ?)があった、環境設定の中の「ラベルと評価」のショートカットの件について確認しておきます。過去記事に追記していなかったので…
少し前までは、「ラベルと評価」のショートカットは例えば「星一つ』の場合、CameraRawに合わせたバージョンの数字「1」のみを押すものと、昔の「⌘」を押しながら割り当てる「レーティング(星)一つ=⌘+1」があり、ユーザー側でどちらか好きな方を選べる状態でした。
当然ながらCameraRawとの連携もあり、多くのユーザーは数字のみの設定にしていたのだと思います。
しかし、今回のアップデートでは選択肢が無くなり、、なぜか「⌘+数字」に固定されていました。
最初は左手デバイスが反応せず、何で?となりましたが、これが原因。。こう言うの困りますよね。
個人的には以前のように選択できるようにしても良いのでは?と思うのですが、その煩わしさも今回リリースの新機能でなくなりましたね!
初期設定では、「ラベルと評価」はCameraRawと同じではありませんので、使い分けも面倒ですし、何より左手デバイスなどではとても面倒です。なので従来の「ctrl/⌘」なしの数字のみに再設定する方が良いです。
では、話戻して新機能のいくつかを紹介していきます。
◉Adobe Bridge 2024 v14.0
Bridgeは今年で18才になります。
新機能
・マルチウィンドウ
・キーボードショートカットのカスタマイズ
・圧縮/解凍 *注意点あり
・Adobe Substance 3D Stagerへの配置
・フルスクリーン表示でのキャプションの切り替え
・書き出しにおける.jpgファイル拡張子のサポート
・その他バグフィックス
とくに気になるのは上から二つですね。順に書いていきます。
◎マルチウィンドウ
待望のマルチウィンドウ機能が、今回のリリースで復活しました!Bridgeの複数のウィンドウを開くことができるようになりました。
昨年のリリースで「新規コンテンツ-タブ」に変わってしまい、賛否はあるもののやはり不便だという声が大きかったのでしょうね。
新しいウィンドウを開くには、以下の方法があります:
・メニューの "ファイル"->"新規ウィンドウ
・キーボードショートカット "ctrl + N" (Windows)または “⌘+N” (Mac)です。
・新しいウィンドウはメインウィンドウと区別する為に、ツールバーに「セカンダリ」というラベルが表示されます。
・新しいウィンドウはパネルのドッキング解除は出来ません。
・アクティブなウィンドウを閉じるショートカットは、 "ctrl + W” (Windows)または “⌘+W” (Mac)です。
ウィンドウのレイアウトをカスタマイズすることは出来ます。
・ドッキングされていない「フローティングパネル」がある状態で新しい「新規ウィンドウ」機能を使用すると、まずその説明付きのメッセージが表示されます(上の画像)。
そのフローティングパネルが無い状態で新規ウィンドウとして開かれます。
*ワークフローを切り替えると表示されます。
◎キーボードショートカットのカスタマイズ
Bridgeになってから今年で18年。ユーザーが待ちに待った機能が搭載されました!!
本当にや~~っと出来た!って感じですが、とても便利です。(>▽<)b
[編集]→[キーボードショートカット]からキーボードショートカット編集ダイアログが立ち上がります。
デフォルトでは、右上の「プリセット:カスタム」、左上の「キーボードレイアウト:English」になっていますので、プリセットを作る際に任意で変更してください。仕様に応じてプリセットを作成するのも良いですね。
ダイアログでは、当然ですが、割り当て済みのキーと割り当て可能なキーを確認できます。
・ダイアログ内のキーにカーソルを当てると関連つけられているショートカットの詳細なツールチップを表示します。
・物理キーボードのキーを押すと、そのキーに関連しているコマンドの一覧が表示されます。
・任意の「コマンド」に単一・複数のキーボードショートカットを割り当てることができます。
・他のコマンドで使用しているショートカットとコンフリクトがあっった場合は、アラートが出ます。
ドラッグ・ドロップによる割り当て
カスタマイズはもちろんですが、レーティングではCameraRawでは存在していた『紫のラベル(ショートカット”Shift+Command+0”)』が使えるようになります。
*紫のラベルに関しては、もちろん任意でも構いませんが、昔からCameraRawにはあったショートカットなので、基本的にはそれに合わせておいた方が良いと思います。
コマンドはアプリケーションにキーを当てますので、他のパネルがアクティブになっていても大丈夫です。
▪️キーボードの色
・紫色の網掛けは、アプリケーション全体のショートカット
・緑色の網掛けは、パネル固有のショートカット
・紫と緑の両方で網掛けさせれいるものは、アプリケーションとパネルの両方にキーが割り当てられている状態を示しています。
▪️キーボードショートカットの検索
・検索フィールドを使って、特定のコマンドを素早く見つけられます。
*その他の機能強化
・すべてのメニューオプションが、カスタムキーボードショートカットでカスタマイズできるようになりました。
*今回はあくまでBridgeのカスタマイズです。CameraRawは含まれません。
最初にも書きましたが、初期設定では「ラベルと評価」はCameraRawと同じではありませんので、使い分けも面倒ですし、何より左手デバイスなどではとても面倒です。なので従来の「ctrl / ⌘」なしの数字のみに再設定する方が良いです。
◎圧縮/解凍 *注意点あり
Bridgeのコンテンツ内から直接ZIPの「圧縮/解凍」が出来るようになりました。これも便利ですね。
フォルダを選択して、右クリックで「圧縮/解凍」を行います。
「圧縮/解凍」のファイルを保存する場所は「環境設定→一般」の中にあります。
*注意点
パスワードは対応していません。
僕のM1 Macでは「パスワード付きZIP」を回答しようとすると、Bridgeがクラッシュします。
仕事では大半がパスワードありなので、それ以外でしか使えないのが残念です。
その他
◎Adobe Substance 3D Stagerへの配置
◎フルスクリーン表示でのキャプションの切り替え
*キーボードショートカット「C」を使用して、フルスクリーンモードでのキャプション(ファイル名、ラベル、レーティング)の表示(設定)を切り替えることができるようになりました。
◎書き出しにおける.jpgファイル拡張子のサポート
「書き出し」と「ワークフロー(形式を変更)」の『.jpg / .JPEG』ファイル拡張子を選択するところでどちらかを選べるようになりました。
それと、前回(数年前から)までに発生している出力(PDF)の書き出しサイズによるファイル容量が軽く無い、サイズにより違いがないバグですが、修正されました!!
パフォーマンスなど、もしかするとまだ何かあるかもしれませんが、今回は何よりもショートカットキーをカスタマイズ出来るようになったのは非常にありがたいです。左手デバイスユーザーはより一層使いやすくなりますね!