Adobe Camera Raw 12 リリース! 新機能「パノラマに結合...の処理に追加機能」 |
ACR12が出ました!\(^▽^)/
CameraRawは17周年目に入りますが、バージョンも12になりました。
デジタルの進化はとても早くどんどん便利になっていきますが、RAW現像ソフトのここ数年の進化もかなりのものですよね。
まだまだ進化しそうなACRですが、今回は一般的に利用される部分ではなく、「パノラマ」処理内の追加機能です。
「パノラマに結合..」を押すと複数の画像を結合しますが、画像の周囲の処理が必要になります。
従来は切り抜きをするしかありませんでしたが、CCになってから「境界線ワープ」と言う周囲その周辺の画像をワープ処理で引き伸ばすように全体を覆う処理が追加されました。当然左右は湾曲して伸ばされる形になります。
今回の追加機能は、近年Photoshopでも随時更新されている『コンテンツに応じた塗りつぶし』の応用になります。
パノラマ結合が終了したら、境界線ワープの下にある『エッジの塗りつぶし』にチェックを入れます。すると『コンテンツに応じた塗りつぶし』の応用で、周囲の画像を参照してそれらしい描画を追加します。
ただし、100%完璧な描画にはなりません。
それなりに見れる画像の条件は、塗りつぶす周辺の描画が、「低周波成分が多く、シンプルで単調な描画」もしくは逆に「複雑で一見してあまり気にならない描画」になります。
「切り抜き」以外は必ずしもうまく処理される訳ではないので、さらに後処理が必要になる場合も多いです。プレビューをしっかりと確認しながら選択しましょう。
ワークフローオプション(作業領域設定)の注意点を書いておきます。
写真館や一般的なsRGB処理をメインにしたユーザーは毎回ですが、アップデートで注意があります。
ACRの処理を常に「sRGB」で行なっていても、アップデート後はワークフロー(作業色空間)が『AdobeRGB』に自動的に変わっています。ACR12にしてから最初の起動時には必ず『ワークフローオプション』を確認しましょう。