CameraRaw 11.0 新機能③ 範囲マスク改善(Lightroomもね) |
CameraRaw(Lightroom現像モジュール)ユーザー大好評!RAW画像をより細かく精彩に調整可能にした『輝度・色範囲マスク』がさらに使いやすく改善されました。
色範囲マスク
スポイトの表示位置が変わりました。
「輝度範囲マスク」
「スポイト」と[輝度マップを可視化]が新たに搭載されました。
新たに搭載されたスポイトは色範囲マスク同様に調整したい輝度(明るさ)の範囲を画像上でスポイトで検出します。また、調整範囲をドラックして選択出来ます。ドラックで囲われた範囲のピクセルを100%拾います。
ただし、ドラッグして選択した範囲の中に白から黒までのピクセルがあると結局その全範囲が選択されますので、この機能は正直あまり使い勝手はよくありません。
シンプルに目的の部分をクリックしてスライダーで微調整しましょう。
[輝度マップを可視化]が追加されました
これにより効果の影響される範囲を赤色で表示されます。
調整範囲の視認化はこれで3種類になりました。どれを使っても構いません。
調整エリア選択精度は少しずつ上がっています。ただし、これら部分補正はフィルターのように元画像の上に上塗りのように調整しますので、真っ黒や真っ白の部分の調整には向いていません。また範囲スライダー下部の「滑らかさ」は周囲のボカシに近い感覚ですが、上塗りの影響で描画を損なう可能性がありますので、拡大表示をして細心のの注意を払いましょう。
範囲マスクは中間調の調整やわずかなハイライト・シャドー部の調整など画像の見え方に対し、簡単に有効な調整がで出来るようになってます。
基本補正で十分と思っている方や、メイン部分の効果や空の色変える程度、シャドーハイライトのかぶり処理程度でしか使わない方も多いようですが、画像全体ではなく、部分的な細かな補正が全体の見え方にものすごく影響を与えます。
HDR画像では中間調部分のコントラストが不足します。選択範囲で中間調を指定してコントラストをあげるだけでも補正はかなりやりやすくなります。
まだあまり使い込んでいない方は是非色々試してみて下さい。
範囲マスクの使いこなし例は、範囲マスクが搭載された時に書きました。
興味がある方は過去記事ご覧ください。(^▽^;)