CameraRaw 11.0 新機能② HDRパノラママージ (Lightroom Classic CC 8.0) |
建築や店舗撮影カメラマンには朗報です!!\(^▽^)/
HDRパノラマでめちゃくちゃ便利な機能がつきました!!
昨今、建築系の撮影ではHDR処理は必須になりました。窓の外の露出違いは勿論、スポット照明に室内灯やシャンデリア、街灯にサインなど輝度差が大きい環境は沢山あります。
さらにシフトレンズなど、ただ広角ではないパノラマによる描画・表現も重視されます。
RAW調整は勿論、HDRの重要性は今更言う必要もありませんが、、。
CameraRaw内ではHDRやパノラマ処理が出来るようになって、とても便利になりました。
最終的な画像の処理をスタートするまでに一手間増えましたが、すごく簡単にそれぞれの階調やシフト画像が結合されたRAWデータ(DNG)が出来るようになったのはめちゃくちゃ嬉しいですよね。
建築や店舗撮影では、この最終的なレタッチ前のHDR処理やパノラマ処理は当たり前のようになってますが、場合によってはHDRとパノラマ両方必要な場合も多々あります。シフトレンズを使って建築撮影する方には当然の手段ですよね。
繰り返しますが、このやり方では1カットの『HDR-パノラマ.dng』を作るために、HDRを3回、パノラマ1回と合計4回の結合処理をしなければなりませんでした。まぁ選択してクリックして行くだけなんですが、それでも手間はかかるし、そもそもカット数が多いと時間はかなりかかります。これは大変でした。。
もちろん他のやり方もあります。ソフトやプラグインアプリで処理される方もいますし、Photoshopでも作れます。しかしACRユーザーであれば、可能な限りACRの機能を使って情報量の多い一枚の画像データをまずは作りたい。この手順で出来上がったDNGデータの調整精度は格段に良く、めちゃ便利ですから作れるなら当然利用したい。
そんなユーザーの悩みを解決!!
今回の新機能では、それらを一度の手間で済ませてくれる最強の機能が付きました!!!
シングルステップHDRパノラママージ!
『HDRパノラマに統合』! 本当~~~に便利です。
操作はいたって簡単で、複数枚の露出違いとシフト(画角)バラしの画像をACRで開き、「HDRパノラマに統合」するだけです。条件は(各露出ブラケットが同じ露出オフセットパターンを持つ場合のみ)つまりf値のバラし間隔・順番が大事になります。露出オフセットの順番は必ず統一することが重要です。(例 +2、+1、0、-1、-2)など必ず画角を変えても順番を変えないようにしましょう。そしてそのそれぞれの各シフト画像を同枚数で用意することです。
上の画像は画面にサムネイルが収まるように明暗各2カットにしました。
*注意 各画像ごとに「露出やバラし間隔」がまばらでは上手く処理できないことがあります。
使ってない方には便利さが分からないかも知れませんが、いつも言いますが、結果的に新機能として付いた訳ですから、建築系の方々の要望が多く、今回搭載されたのでしょうね。
これはとても手間がかかっていたので、本当に嬉しい機能です。
建築系のカメラマンの方は是非ご活用ください!
少ないかもしれませんが、写真家の方にも便利だと思います。
CameraRaw(Lightroom)のHDR処理やパノラマの結合処理に関わる容量ですが、『最大512MB、65,000px』が処理条件です。