CameraRaw 11.0 新機能① 処理バージョン5、かすみの除去更新、やり直しKBSC変更 |
『Camera Raw 11.0』になりました!\(^▽^)/
毎回新機能があるのか?楽しみにしてますが、今回は個人的にはすごく嬉しい機能が搭載されました!!
『HDRパノラマ』!!ですが、それは次回においておいて、、。
まずはいくつか更新された機能をお伝えします。改善機能に関してはLightroom Classic CC現像モジュールも同様です。
更新内容は以下になります。
・パフォーマスの改善
・処理バージョン「バージョン5」
・かすみの除去の改善(マイナス側の処理アルゴリズムの変更)
・高感度RAWデータのシャードー部のマゼンタ色のキャスト処理、画質の改善
・やり直しキーボードショートカット(KBSC)の変更
・シングルステップHDRパノラママージ (次回)
・色・輝度範囲マスクの改善・追加機能 (次々回)
・震度範囲マスク[条件付き] (さらにその後)
今回も長くなるので、CameraRawは4回に分けて新機能を書きます。興味がある方はご覧くださいませ。
◎パフォーマンスの改善
毎回パフォーマンスの改善は行われますが、今回も格段に良くなりました。数百枚のRAWカットの書き出しもかなり早くなりました。
早くもスタートの色作り(画像処理エンジン)部分の処理バージョンがアップデートです。
◎キャリブレーションタブの処理が「バージョン4」から『バージョン5』になります。
色見に関しては大きな変更はありませんが、内部処理が大きく変わっています。また今後が楽しみかも知れません。
*以前にRAW調整してある画像は、中央プレビューの右下に『!』があります。こちらをクリックすると「バージョン5」に変わります。
◎それに伴い、「かすみの除去」機能も改善が行われました。
と、良く言えばね。。霞ませているのだから、シャドーも浅くなっていいとも思う人もいるかもですが、、
気に入らない人が多かったのでしょうね。要はプラスに振っても黒は潰れるし、マイナス方向でも黒がしまると言うこと。
結果は好みで、前の方が良かったと思う方もいるかも知れません。まぁ処理途中と言う考えで細かく各階調を処理しましょう。
◎高感度(高ISO)RAWファイルのシャドー部に出る紫色のキャスト軽減とディテール再現が改善されました。
これにより?シャドー部の色かぶりスライダーの動きに変更も出ています。とくにHDR-DNGではこのスライダーの緑紫の動きが激しくて、こちらに関しては正直言うと使いにくくなりました。注意して使ってください。
◎やり直しショートカットキー(KBSC)の変更
前回のPS2019の注意点でも書きましたが、PSCC2019同様にこちらもやり直しショートカットが変更になりました。
従来は、
画像を変更の切り替え(どの段階からでも当該スライダーの前後切り替え) ⌘+Z
1段階進む Shift+⌘+Z
1段階戻る option+⌘+Z
変更後
画像を変更の取り消し(1段階戻る)⌘+Z
(いくつかの調整を行っていき、一つずつ戻っていくのが、⌘+Z)
やり直し(1段階進む)Shift+⌘+Z
(いくつか戻った後に、順番にまた最後の方へ戻して(進めて)行くのが、Shift+⌘+Z)
画像を変更の切り替え(どの段階からでも当該スライダーの変更の切り替え)option+⌘+Z
⌘+Z、Shift+⌘+ZはPhotoshopと同じですが、『option+⌘+Z』はPhotoshopと違います。
Photoshopはその時、その直後の調整と一つ前の切り替えをします。
例えば何かの調整を5つ行った時、5つ目とその一つ前の4つ目の切り替え。5つ目を行った直後でしか操作できません。
ACRは、⌘+Zで3つ目まで戻っても、その3つ目の調整の変更を切り替えできます。
これ書きにくいな~~。。説明下手。。
ACRのKBSC関しては、従来通りの方が良い場合は環境設定で戻せます。
Bridge側もしくはACRダイアログからCameraRaw環境設定を開き、一番下の項目にチェックを入れてください。
Lightroomと違ってCameraRawにはヒストリーが無いと文句を言われますが、個人的には必要とは思いません。いつも言いますが、真剣に処理をするとヒストリーは例えば100以上になります。37番目に戻りたいんですか?52番目?その時の状態を覚えてます?、、いらないよ。
SS使いましょ。もちろん扱い方によりますが、別段なくても処理はできます。何より少し前の状態に戻したりやり直したりはPSCC同様にショートカットを使えばヒストリーがなくても少し前までくらいなら簡単に行ったり来たり出来ますので、是非慣れて使ってみてください。
ACRユーザー皆さんに共通の変更もう一つ。
色・輝度範囲マスクの改善と追加機能です。長くなりましたので、これはまた次?回に書きます。
後二つは一部のカメラマン、とくに建築系や写真家さんが喜ぶ機能ですね。
新機能『HDRパノラマ』!!です。
そして、大好評の部分補正ツール「範囲マスク」に新機能です。『深度範囲マスク』
びっくりですが、。これは特定のユーザー(カメラ(拡張子))のみの機能です。4回目に書きます。
お楽しみに!!