Photoshop CC 2018 新機能 『ディテールを保持2.0』AI アップスケール(拡大) リサイズ拡大に最強機能搭載 |
『ディテールを保持2.0』
解像度の中の拡大部分で、アルゴリズムが刷新され従来に比べて遥かに優れた拡大v2.0が出来ました!\(^▽^)/
CC2017で従来のバイキュービック法-滑らか(拡大)についで、ディテール保持(拡大)が出ましたが、これは従来のバイキュービック法をベースに自動アンシャープ効果を足したような感じでした。
しかし、これもやはり拡大後の細かなディテールは失われがちでしたが、今回のv2.0はかなり強力です。
元画像の細かなディテール・テクスチャを最大限保持しつつ、劣化を抑えながら画像サイズを拡大します。
毎度の一見意味ない比較検証ですが、今回は十分に違いが確認できます。
作例
上画像、2000万画素でJPEG撮影。「Lサイズ」で記録したものと、わざと「Sサイズ」で記録した画像をLサイズの画像と同じ大きさに拡大したもので、比べます。
SサイズをLサイズに拡大することに意味はありません。拡大の具合を見比べるのに、Lサイズで記録したものと比べると拡大が大変なのがよく分かるからです。
Lサイズで記録したものと同じにはなりませんが、従来の補完アルゴリズムと比べると雲泥の差です。かなり良くなったと思います。
とくに、従来は細くて小さなものや白い部分に含まれるシャドー部など、とにかく細かい描画部分の再現に限界がありました。
他にも小さくて細い線はボケて少し太めになったり、細い線の鋭角な先端部分が丸くなったりと、、なかなか難しい部分がありましたが、ただ白黒エッジを強調するだけでなく、全体の描画の再現性がかなり上がりました。
大きなデータを作る場合は理想的にはRaw処理からした方が良かったのですが、この機能を見ると完成した画像データからでも絶対的な大きさの画像データであれば十分に活用できると思いました。
作品作りなど大きなデータが必要な方は是非活用くださいませ!