Bridge CC 2018新機能!新しくなった「出力」モジュール |
Bridge 2019 v9.1で、『出力(コンタクトシート)』のバグが修正されました!
いや〜時間かかりましたね。。
やっと心置きなく便利に使うことが出来ます。(v^-^v)♪
この記事がずっと上位にあるのは、、
PDFに画像を書き出すと、色がおかしくなるじゃないか!と言うことからかな(^^;)
セミナーや周りの現場では直接話してますが、2018からずっとバグってます。
書いてなくてすみません。。
コンタクトシートを作ると画像の色が、カラマネしていないようでコントラストも強くなるし、とくに赤系は彩度が濃くなります。
タグを読まないときのツールのプレビューのような感じですね。
機能が面白くて便利でも色が変わっては使い物になりません。
Adobeも現在は認識しているようなので、いつか修正されると思います。
直るのを信じて待つしかありませんね。
ただ、気にならない人(環境)もいるようです。
キヤノンの方はDPPも簡単にコンタクトシートが作れるので、そちらをどうぞ。
Bridge CC 2018新機能!
主な追加機能は以下になります。
・スクロールエクスペリエンスの改善
・サムネイル生成の改善
・プロキシ環境でのパフォーマンスの向上
・新しいPDF出力モジュール
・[フィルタ]パネルのフィルタ条件の追加
・Addobe Portfolio
・他バグフィックス
一番の大きな変更は「出力」モジュールの復活と向上です。
ここ最近までの「出力」モジュールは「プラグイン」で任意でのインストールでした。しかもアップグレードの度に「出力」モジュールも合わせてダウンロード・再インストールでしたので、かなり煩わしかった。
中には「出力」モジュールを知らない方や都度のインストールが分からず毎回困っている方もいましたので、今回の標準搭載はとても助かりますね。
この「出力」モジュールは評判が良かった事もあり、中身をテコ入れし前回までよりもさらに便利になりました。特にインデックス・PDFをよく作成する必要のある方は是非使って下さい。
簡単に中身を紹介します。
1. Bridge起動、コンタクトシートにしたい画像(フォルダ)を表示
2. ツールの右上中程にある「出力」をクリック
3. 出力パネルになりますので、下部フィルムストリップから画像を選択ドラッグで移動
プレビューにレイアウトとして画像が表示されますので、右側の調整タブを使って任意に希望のレイアウトをおこなって下さい。
基本テンプレートも用意されてますが、[ドキュメントタブ]で用紙サイズ・画質の選択。[グリッドと余白タブ]で画像サイズ/縦横画像数を随時変更できます。
[ヘッダーとフッタータブ]でタイトルや説明、ページ番号を記入できます。またヘッダー・フッターと画像の区切り線も入れることができます。
[透かしタブ]でコピーライトや画像を入れる事も可能。
ほぼ全てに色を付けることが出来るので、見た目のアレンジや見易さの工夫も出来るようになりました。
調整が出来たら、[PDFプロパティタブ]でセキュリティや再生などの設定を行い、下部の[PDF書き出しボタン]を押して完成です。
ここまで派手なインデックスにすることはないと思いますが、調整出来る内容をいくつか使ってみました。
従来の出力より見た目の効果も含めかなり便利になったと思います。
手軽にPDFを作りたい方は是非使って下さい!
もう一つ細かな新機能。
環境設定の『サムネール』の中に「プレビュー生成よりサムネール生成を優先」が付きました。
文字通りプレビュー生成よりサムネール生成を優先させると言うことです。実感できるかはPCスペックで変わるかもしれませんが、必要に応じてお使い下さいませ。
検索機能の強化としてはフィルタパネルの「フィルタ条件の追加」です。
今回は著者名、カラープロファイル、ビット深度が追加されました。
すごく沢山の新機能が!と言うわけではないと感じる方もいるかも知れませんし、もっとこうなって欲しいと思っている方も多いと思います。なかなか一気呵成と言う訳にはいかないんでしょうね。
とりあえず、出力モジュールが標準搭載されたのはとても嬉しいです。コンタクトシート作成でイマイチ困っている方もまだいらっしゃるようなので、是非使って下さい。
Addobe Portfolioに簡単に画像を公開することが出来ます。
その他のバグフィックスに含まれているのかも知れませんが、Bridge→ACRのUIの部分が変更(元に戻った)されました。
CameraRawが2つ存在し、Photoshop側とBridge側にあることが前提なのですが、そこからの理解に及んでいるユーザーが少ないためにUIがこっそりとバタバタしています。
2016年の3月のACR9.5アップデートの時に改善された機能ですが、、
BridgeUIとACR-UI、PhotoshopUIとACR-UI
僕も説明がうまく簡単にかけず、またしっかりと中身を理解していないユーザーも多いことからBridge側のUIがややこしい状態になっています。
内容を今一度書きます。うまく簡単に説明できれば良いのですが、、
ACR9.5のアップデートでUIそのものの変更が行われました。そしてBridgeのカラーに合わせて、Bridge側のCameraRawのUI(カラー)も変わると言う状態でしたが、何かしら訳のわかない不満も出たようで、いつのまにかBridgeのUIカラーは何色であれBridge側のCameraRawのUIカラーはダークグレーで固定されました。
今回の2018で、今一度、元の状態に戻りました。
Bridgeの環境設定で任意で選択したUIカラーに合わせて『Bridge側のCameraRawのUIカラーも変わります。』
これが当たり前で正常な状態。
一般によく使われる「Bridgeからのコンテンツ(サムネイル)画像のダブルクリックでのCameraRawを起動。」これは『Photoshop側のCameraRaw』です!(環境設定で変更もできます。)
この場合のCameraRawのUIカラーはPhotoshop側のUIカラーに合わせていますので、BridgeのUIをホワイトにしても、ダブルクリックで起動するCameraRawはダークグレーとかPhotoshop側のUIカラーになっています。
この辺り文章で書くとどうやってもややこしい。。
ご自身で今一度、Bridge、Photoshopの環境設定からUIカラーをそれぞれ変更してCameraRawのUIカラーの違いを確認して下さい。
ソフトに関してはデジタル部分も含め勉強不足による不満やクレームが多いです。その都度メーカーや関係者が一から説明するのですが、正直毎年毎年毎回毎回でしんどいです。。
今回は何事もなく進めば良いのですが。。。
ついでに書いておこう。
僕ら一部のカメラマンは『Photoshop、Bridge、CameraRaw』の連携で仕事をします。
よく言われるLRは?ですが、特に必要ないカメラマンも多いです。Bridgeは元々Photoshop内にあった『ファイルブラウザ』で、他のAdobe製品、例えばIllustratorやInDesignなどとの連携を強化するためPhotoshopから独立、名前を橋渡しするものとしてBridgeになりました。多くのデザイナーには必須のアプリですよね。
確かにLRの一部の特徴は兼ね備えませんが、フィルター検索、キーワード、コレクション管理、メタデータ管理、コピーライト管理などPCに接続されているデータは全て管理できます。
また、仕事においてBridgeは単なる「橋渡し」ではなく、作業の『中心』になるため、カラーマネジメントにおいてもBridgeから接続されている他のアプリの作業カラーの統制を取ります。
Bridgeのカラー設定ダイアログ。
例えば、前回のPhotoshopの作業がsRGBだったとしても(もしくはカラー設定を忘れた場合)、わざわざPhotoshop側のカラー設定を確認しなくても、このBridgeのカラー設定ダイアログで作業カラーを指定して「適用」すれば全ての関連アプリのカラー設定がそれに合わせて変更されます。
Bridgeは単なる確認ブラウザではありません。いろんな機能が集約されていますので、Bridgeを知らない方も多い昨今ですが、是非使いこなしてもらいたいと思います。