CMYKデータをCameraRawで再調整 |
先日、印刷所レタッチャーの友人とあれこれ話していたら、ついでに、、と質問を受けた。
「CMYKデータをPhotoshopでレタッチする時に、CRF(CameraRawフィルター)で調整したいんだけどなんとかならない?」
.....知らない、、出来ないんなら出来ないんでしょ…(-。-;)
じゃなくて、、(^^;)なんとかしたいんだよね。とりあえず良くは無いけど、RGBにモード変換すれば調整は出来るよね。。。。
ま、基本カメラマンはしないほうが良いので、あまり触れたくないけど。。
ただ、ACR(Adobe Camera Raw)自体は作業色空間はCMYKにも対応しています。もちろんCMYKのまま調整できる訳ではありません。ヘルプでも書いてますがACRはRGBで動かしますので。それでもモード変換などいつものPhotoshop作業と違い、ACRならではのCMYKでの色域を表示・確認しながら再調整できるところが良いところでもあるかな。
そうまでしてACR(CRF)で調整する必要があるのかないのかは、、僕は知らん。でも対応してるし、ヘルプにも書いているので、要望はあっての事でしょ。(Lightroomでは読み込みは出来るけど、作業色空間、書き出し色空間にCMYKが対応していないので追い込みは出来ません。) ←2017年当時の話
まぁ操作としては、通常通りにCameraRawで調整するだけなんだけど、一応書いてみます。
CMYKデータをACRで作業する場合は、起動の仕方は通常のRAW(もしくはJPEGやTIFF)データの開き方と同じです。
通常と違うのは、CMYKなのでRGBに変換されます。とアラートが出ること。
ここは「はい」を押してください。
分かりやすくするため色温度だけ動かしました。
調整が終われば書き出すのですが、その前に一度終了してみます。
通常のRAW現像同様にサムネイル画像に調整マークのアイコンは付きますが、通常の使用とは少し異なります。
通常のJPEGやTIFF(RAWは当然ですが)データを処理した場合は、サムネイル画像に調整マークのアイコンが付いていることにより、Photoshopで開こうとしても以降必ずCameraRawがまず立ち上がります。
しかし、CMYKデータの場合は調整マークのアイコンがあるにもかかわらず、調整前の元のCMYKデータが開きます。
実際の流れば通常のRAW調整と同じですが、RGBで開いていますので、ワークフローオプションで本来(目的)のCMYKプロファイルを設定してください。
あ、スマートオブジェクトにも対応しています。
とにかく、PhotoshopでCMYKデータのまま、CRFでの調整は対応していませんが、大元のACRでの調整は出来ます。
後はいつも通りの作業をしてください